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入局・研修プログラム

入局・研修プログラムについて

1. 当科の紹介

 藤田医科大学病院 血管外科学講座は、日本でも数少ない血管外科単独講座として2023年7月に新規開設されました。開設後から症例数は多く、さまざまなことに取り組んでいます。
 当科の特徴は、大動脈疾患に対する従来の開胸・開腹による人工血管置換術やステントグラフト手術、末梢血管疾患に対するバイパス手術やカテーテル治療だけでなく、海外の最新の知見、治療、デバイスを積極的に取り入れ、従来よりも患者さんへの負担がより少ない治療を行うことを目指しています。また、山之内教授は 米国ウィスコンシン大学 血管外科学教室の教授も兼任しており、最先端治療を一緒に学ぶことができます。
 また、血管外科は社会的ニーズも高く、今後も活躍の場は多くなっていきます。女性医師も増えています。興味をお持ちいただければ、是非ご連絡ください。

2. 外科専門研修プログラムについて

 藤田医科大学病院の外科は、消化器・心臓・血管・呼吸器・小児・臓器移植・内分泌・乳腺・緩和医療の各外科が一つにまとまり、統合外科という体制を作っています。本邦最大規模の病床数を有し、ロボット手術を含めて、豊富な手術件数を誇ります。トレーニング施設も充実しており、最先端で専門性の高い研修をすることが可能です。
 外科専門医になるためには、初期臨床研修終了後に3年間の専門研修が必要となります。
 藤田医科大学の外科専門研修プログラムでは、基幹施設または連携施設で最低6ヶ月以上の研修を行います。詳細は、藤田医科大学統合外科のホームページをご参照ください。

3. 外科専門医の取得

 外科専門医を取得するためには以下の症例経験が必要です。当院では手術件数が多く、3年間の外科専門研修で容易に取得可能です。詳しくは日本外科学会のホームページ(新専門医制度)をご参照ください。

4. 心臓血管外科専門医の取得

 サブスペシャリティとして、心臓血管外科専門医取得にも一定数の手術経験が必要です。
 従来は外科専門医取得後に心臓血管外科専門医を目指す必要があったので、取得までに時間がかかっていましたが、新専門医制度ではオーバーラップが可能となり、今後は卒後5-7年で取得可能になります。
 当科は専門医が多く在籍しており、症例数も多いために、十分な手術経験を積むことができます。研究指導も積極的に行っており、学会・論文作成もサポートします。詳細は、心臓血管外科専門医認定機構のホームページをご参照ください。

5. ワークライフバランス

 2024年4月から医師の働き方改革が始まり、長時間勤務を伴う仕事中心の働き方は、今や求められていません。仕事(やりがい)は大事であり、そのための環境を提供することは我々の責務です。しかし、プライベートや給与も大事です。一人に負担がかからないように仕事は分担し、プライベートにも配慮いたします。
 また希望があれば労働規定の範囲内で、外勤(バイト)もやっていただき、給与に不安のないようにいたします。

 医局員同士、フラットなコミュニケーションをとりながら、フレキシブルに時代に即した新しい医局を目指しています。何なりとご相談ください。

6. お問い合わせ

 先生や学生の皆様方で、もし入局にご興味があれば気軽にお問い合わせ下さい。
 見学はもちろん、お話だけでも構いません。すでに外科専門医や心臓血管外科専門医をお持ちの先生でも大丈夫です。随時対応していますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。